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市場の期待薄なウォンテッドリーはどう成長していくのか

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今回はウォンテッドリーの2020年Q1の決算スライドを見ていこうと思います。

ウォンテッドリーは上場時、調達金額は数千万円規模だったことから、珍しいIPOでしたが、今はどうなっているのでしょうか。

 

前職でも現職でも採用でウォンテッドリーを利用しています。企業側と学生やエンジニアのカジュアルな出会いを作る場として国内では確固たる地位を気づいていますね。

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展開しているサービスは上図の3つです。

WANTEDLY VISITは採用活動まではいきませんが、企業とビジネスパーソンを繋ぐためのプラットフォム、WANTEDLY PEOPLEはいわゆる名刺管理アプリです。

 

業績まとめ

それでは、Q1の実績を見ていきましょう。

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売上高775百万円YoY+12.9%、営業利益56百万円YoY△41.8%、純利益34百万円YoY△39.9%となりました。

トップラインである売上は二桁成長という大きな成長となりました。利益ベースでみると、黒字は確保しているものの営業利益、純利益ともに前年比でマイナスという結果になりました。

サービスについて

次はサービスをみていきます。

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ウォンテッドリーのビジネスの根幹である、個人ユーザー数と企業ユーザー数は共に伸びていますが、企業数は若干横ばいな形となりました。ウォンテッドリーのマネタイズは企業側の有料プラン(とオプション)のみで、成功報酬や個人ユーザーからの課金がないため、企業ユーザー数を増やすもしくは企業1社あたりの単価を増やしていくことが重要になります。企業数が横ばいなのは少し黄色信号なのかもしれません。

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おわりに

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現在(2020年1月24日終値)ウォンテッドリーの時価総額は147億円です。株価は将来への期待を表しているので、この右肩下がりのチャートを見る限り市場の期待は薄いようです。

まだまだ時価総額が低い状況ですが、これから海外展開も計画をしているようです。

人材の流動性がこれまでになく大きくなっている日本で、従来型の採用活動とは違う、人と企業を結びつける企業に成長していけるんでしょうか。

今後もチェックしていこうと思います。