戦略コンサルのきまぐれ

戦略コンサルのコンサルタントです。以前は決算ブログでしたが、今はエッセイみたいな思ったことをただただ書いています。

ライフネットの件数の伸びがやばい

定例ですがライフネットの決算発表がありましたので、記事にしていきます。今回の決算発表は2019年8月8日にされました。

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まずは決算概要から見ていきましょう。

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保有している契約の1年間にあたる保険料収入は13,652百万円でYoY+18%、新契約での1年間の保険料収入は822百万円でYoY+43.7%と非常に大きな成長となりました。

これだけみても、ネットで加入しようという人が明らかに増えていることがわかります。

 

上では保険料ベースで成長を確認しましたが、契約件数で見るとどうでしょうか。

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保有契約件数、新契約件数ともにもの二桁成長をしています。私自身保険業界に勤めていたので少し裏話をすると、みなさんが知っている有名な保険会社のほとんどは営業職員を採用して契約活動をさせています。そしてそれらの会社がもっとも重要視していることは、その営業職員の数を増やすことなんです。

つまり、保険会社は営業職員を増やせば増やすほど契約数を伸ばすことができる、人海戦術を採っています。

でもどうでしょうか。いまどきの20代30代の人はネットに小さい頃から触れてきましたのでわざわざ対面で保険に加入する人は少ないと思います。そういう流れがあってライフネットが伸びてきているのでしょう。しかも、競合となる会社はほとんどありません。※損保はネット加入が普及していますが、ライフネットの場合は生命保険。

 

話を決算に戻しますが、契約件数は伸びている一方、契約を獲得するための費用はどうでしょうか(効率性)。

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これをみると、営業費用は増加傾向です。営業職員組織を持たないライフネットでは、広告やプロモーションをかけることで周知を図りますが、まだまだ先行投資段階ということ。つまり、一般消費者がデフォルトでネット生保を選ぶのではなく、広告で見たらかネット生保にしようかという現状が推測できます。

ということは、まだまだネット生保形式は定着していないとも言えます。

個人的には、旧来の人に拠った非効率的な生命保険は根絶したいと考えていますので引き続きライフネットには頑張って欲しいです。