戦略コンサルのきまぐれ

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切り札セブンペイが刺さるか-セブン銀行-

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久しぶりの投稿です。

今回はセブン銀行の決算について見ていこうと思います。

使うのは2019年3月期決算説明資料です。

好調な売上と迫るモデル転換

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まず決算概要からみていきます。

売上にあたる経常収益は1,472億円YoY+15%、経常利益は407億円YoY+6%と過去最高となりましたが、純利益ベースでは赤字となっています。

一方、2019年度の計画は少し抑え気味になっており、経常利益ベースでマイナスが予想されています。

計画が抑え気味になっていることについて、

舟竹社長が決算説明会でこう説明しています。

単体ベースでの減益の要因になっておりますのは、次世代ATMを(2019年)9月から市場に出していく予定です。この次世代ATMの設置に伴いまして、新たに工事関連費用が付け加わってまいります。それからもう1つは、次世代ATMの設置開始に伴い、償却費が少しずつ増加してまいります。このようなところがコスト増の要因になり、収益の伸びが低いことに対して、コストが従来より少し上乗せになるものが出てくる状況で、今回の減益計画となっております。
引用元はこちら

次世代ATMとはなんでしょう。詳細は発表されておりませんが、従来の主に引き出しによる手数料ビジネスモデルからの脱却が狙いであることは間違いないと思います。

セブン銀行は主にセブンイレブンの出店計画によって台数が左右されること、地方銀行の手数料有料化により利用件数が減っているという逆風現象が起きているので、早くモデルチェンジが必要になってきそうです。

セブン銀行ATMの1日の利用件数は

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ちなみに2019年3月期での平均利用件数は132.9件/台/日とのことです。

結構多い印象を受けました。そんなに多くのひとが利用しているんですね。

ちなみに私は、セブン銀行での手数料が無料のソニー銀行で貯蓄をしていますので相当助かっています。

しかし来期の計画を見ると、利用件数が減っています。やはりキャッシュレスの影響でしょうか。

切り札セブンペイ

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ATM台数はこれまでほど伸びないだろう、利用件数も減っている・・・

これらに対する切り札としてセブンペイが登場します。2019年7月からサービス開始で、HPを見てみるとまだ詳細な内容は書かれていません。セブン銀行は、セブンペイ運用会社である株式会社セブン・ペイの株式30%を保有しています。

セブンペイとセブン銀行ATMとの相乗効果を最大限狙っていくでしょう。

正直ユーザー側からすると、◯◯ペイが乱立しすぎていることに辟易してしまいますが、今はまさに群雄割拠の状態で、これから淘汰が始まるでしょう。

すでに国内2万店舗を超える売り場があり、その全店で使えるセブンペイとなるとこれまでキャッシュレスを渋っていた人たちも使いやすいのかもしれません。

おそらくスタート当初はブーストをかけるためnanacoポイントのキャンペーン等もあることでしょうし、どんな一石を投じるか楽しみにしています。

株価はこんな感じ

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ちょっと苦戦が続いてる感じですかね。個人的には買い時かななんて思っています。

それでは。