元ベンチャーキャピタリストは思った

上場企業のIR資料やベンチャー界隈、大好きなサッカーについて書いてます。

ライフネット好調も、市場の反応は薄い?

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今回は2019年2月に発表されたライフネット生命の2018年度第3四半期の決算資料を見ていきます。

決算概要

P2に決算のダイジェストが貼ってあります。

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保有契約年換算保険料、新契約年換算保険料、修正利益ともに増加をしています。

特に、保有契約年換算保険料は対前年度末比で112.2%です。今期はまだ第3Qまでしか終わっていないのにです。

保険料だけじゃなくて件数も

 

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P3には、保有件数も書かれています。保険会社では、保険料だけでなく、保有件数がどれだけあるかをとても重要視します。どれだけお客様がいるかを測る指標ですから。件数もしっかり増加しています。

今年どれだけの新契約があったか

前のスライドは累計でしたが、今期はどうでしょうか。

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今期の伸びがすごい・・・

まだ第3Qまでですが、前期を多く上回っています。

成長要因は

・ウェブサイト改善

・広告宣伝費の投下

・チャネル多角化

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四半期単位で見ても、今期はすごいようです。

そうなると、「件数は多くなったけど、そのぶん経費がかさんで赤字なんじゃないの?」って思いますよね。

下の2枚のスライドを見てください。

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1件獲得あたりの営業費は現状を維持していますし、営業費用を除く事業費も大きな増加はありません。つまり、思いっきりアクセルを踏んで一時的に業績を大きくしているわけではなさそうです。

もちろん、まだ赤字が続くようですが、確実に広がっているネット経由での生命保険プレイヤーはほぼライフネットしかいないようなので、頑張っていって欲しいです。

最後に株価

IR資料を見るたびに「ライフネット頑張ってんな〜」と思うのですが、株価はいまひとつさえないまま。国内で生保分野での「InsurTech」といったらライフネットくらいなんですが、時価総額も300億を割ります。1,000億はついてもいいと思っているのですが・・・

 

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これからも楽しみに決算を待とうと思います。