ベンチャーキャピタリストは思った

上場企業のIR資料やベンチャー界隈、大好きなサッカーについて書いてます。

補充型経済と聞いて何が思い浮かびますか

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店舗とメディアについて精力的に発信されている最所あさみさんのnoteを読んで、『小売再生-リアル店舗はメディアになる』を買って読んでいます。

 

内容は、これまでの小売形態と現状、そしてこれからの形を詳しく説明してくれています。わたしは飲食店経営にも携わっていますので、赤ペンを準備しながら読み進めています。

 

 

まだ途中なんですが、「補充型経済」という言葉が出てきてわたしの頭の中に残っています。

 

みなさんはこの言葉を聞いてどんなことを思い浮かべますか。

 

補充型経済の衝撃

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 AmazonのDashボタンがその最たる例です。

 

日用品などコモディティ化された商品は、いちど使い始めると他のブランドに切り替えるということがなかなか無いと思います。そこに目をつけたAmazonは、Dashボタンを投入しAmazon上で消費者が購入し続けるようにしています。

 

現在の形式だと、例えば冷蔵庫にDashボタンを貼っておき、「あ、醤油がすくなってきた」となればボタンをクリックすれば商品が届くというわけです。消費者は醤油を買いにスーパーに行き、どれにしようか、と悩む必要がなくなるわけです。

 

そうなると、例えばキッコーマンの醤油をDashボタンで購入している消費者に対して他の醤油営業担当の人はどんな手を打ち、自社商品を購入してもらえるのか。アプローチが非常に難しくなってきています。

 

さらに本書の中で著者は、全てのモノがインターネットに接続されたIoT時代になった場合、それは顕著になると言っています。

 

何千もの商品がネットワークにつながり、自ら交換時期を判断して自動発注できるようになる。(中略)最初から特定のブランドを買うようにプログラムされている人工知能を相手に、いったい全体、どうやって自社の洗濯洗剤を売り込めというのだ。

 

これは大変なことを予測しています。つまり、一度消費者が一つのブランドを選べば、もう他のブランドに移る可能性が極めて低くなることを示しています。

 

マーケティング担当者が頭を抱える日は遠くない未来にやってきそうです。

 

半分近くまで読んで、この箇所が特に印象に残っているので備忘録もかねてブログにしてみました。

 

小売に限らず、お客様がいるビジネス(ほぼ全てだと思いますが)をされている人は必読の本だと思います。