ベンチャーキャピタリストは思った

上場企業のIR資料やベンチャー界隈、大好きなサッカーについて書いてます。

マネフォのクラウド事業の伸びがとんでもない。

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つい先日、マネーフォワードの2018年11月期第1四半期の決算が開示されました。

 

業績の成長も素晴らしいのですが、各サービスの内訳が面白かったので、そちらを中心に見ていこうと思います。

 

業績概要

先に業績をざっとみていきます。

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売上高は906百万円、YoY+78%。すごい成長スピードです。

 

売上の内訳はこんな感じです。

PFMサービス:352百万円、YoY+49%

MFクラウドサービス:548百万円、YoY+102%

※PFM=パーソナルファイナンシャルマネジメント。個人の資産管理サービスです。いわゆる家計簿がつけられる個人向けのマネーフォワードです。

どちらもすごい成長率ですが、特にクラウド事業はすごいですね。

 

ちなみにクラウド事業とは、主に企業向けサービスで、手間になりがちな会計、経理、給与等を銀行サービスと連携させる等で簡易化させるサービスです。わたしも会計を使っています。

 

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 このサービスがYoY+102%で伸びていると。

 

先行してfreeeがクラウド会計サービスを出していましたが、少し前にはマネーフォワードと裁判になり、マネーフォワード側が勝訴したことが関係あるかもしれません。

japan.cnet.com

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クラウドサービスは基本月額課金なので、いわゆるストック型のビジネスです。一度登録すると、継続的に収益を生み出すので、特にベンチャーでは大事なモデルです。

 

 

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費用内訳で興味深かったのが、人件費が大きな割合をしめることです。ネット企業では、人件費がそれほど多くなく、サーバー代などの通信費が多い印象ですが、マネーフォワードでは、ほとんど半分が人件費です。

 

 

f:id:multi-business:20180421105335p:plain粗利率も高くて、広告費を除くEBITDAは黒字に転換しています。

ストック型の典型 クラウド事業がすごい

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ここでは、クラウドサービスの特徴をみていきたいと思います。

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 あらためて、マネーフォワードが提供するクラウドは、主に企業向けのサービスで、

 会計や経理、給与等の管理がネット上で可能になります。

 

例えば、入力が面倒な会計ソフトの仕訳。

 

クラウドでは、銀行口座と連携することで機械が自動で仕訳入力をしてくれます。

バックオフィスがまだ充実できていないベンチャーや、個人事業主にとってはねがったりのサービスです。私のグループ会社でも使っています。その会社は、毎月の仕訳がほぼルーティン化しているので、その入力の手間が省けるのは相当助かります。

 

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では、このサービスはどんな成長をしているのか詳しくみていきます。

クラウド販売:90%

アライアンス事業:10%

 

クラウド販売は、いわゆる企業が課金をしてクラウドサービスを使うものです。これが大半を占めます。これだけでなく、大企業向けに独自のシステムをOEMで導入してもらい、収益をあげるというモデルもあります。

 

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それぞれの成長性をみると、クラウド販売が圧倒的です。

 

仮説ですが、中小零細企業の経営者が代替わりしてネットリテラシーが高くなるとこの売上はどんどん増えていくのではないかなと思います。

 

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もう、ストック型ビジネスの典型的な伸び方ですね。笑

 

いかがでしたでしょうか。会計は機械化、自動化が当たり前になっていく今日で、このようなクラウドサービスを導入していない企業は数多くあります。

 

それらの企業が、クラウドの利点を理解して導入を始めればマネーフォワードはどんどん伸びていくでしょう。

 

ただ、怖いのは情報流出だけですね。これは徹底してもらいながら、頑張ってほしいです。