ベンチャーキャピタリストは思った

上場企業のIR資料やベンチャー界隈、大好きなサッカーについて書いてます。

客数か客単価か-あの店が選んだのはどっちだ-

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週2回は日高屋行ってます。

はいっ!最近全然行っていない餃子の王将を運営する王将フードサービスです。

2017年11月に、2018年3月期第2四半期決算説明資料が出ていましたのでこれを見ていきたいと思います。

以前、3社の比較という形で上場ラーメン企業を書いていますので、よかったらこちらもご覧ください。

www.vcdiary.work

業績は横ばい、戦略が明確に

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まず、決算の概要です。売上高はYoY+2.5%で38,475百万、営業利益はYoY-4.8%で2,538百万円と、増収減益という状況です。店舗を持つ企業の重要指標の一つである既存店売上高はYoY+0.4%とほぼ横ばいの状況です。

ちなみにお店は約730店もあるんですね。

f:id:multi-business:20180403004908p:plain既存店についてより詳細なデータが出ています。

  • 既存店売上高は前期とそれほど変わらない。
  • 客数は前期より減っている。
  • 客単価は前期から30円近く上がっている。

王将がやろうとしている戦略がよく現れていると思います。売上は以下の公式で表すことができますが、

売上高 = 客数 ×  客単価

客数、客単価はトレードオフになりやすいので、王将は客単価を取ったということです。 

 客単価upが施策の柱

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 王将は全店舗の約7割が直営店のため、店長を中心に人材育成が非常に重要になります。そこで「王将大学」「王将調理道場」という制度を作り育成を図っています。

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ここにはメニュー戦略が書かれています。創業50周年というキャンペーンで特別メニューを提供しているとのこと。またauスマートパスとコラボすることでお客さんのロイヤリティを高めようとしています。そしてここにも書かれていますね。

客単価UPに寄与

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お店に足を運んでいただくだけでなく、デリバリーサービスのテスト運用もおこなっています。個人の意見ですが、餃子を買って帰ると途中の電車内でにおいが気になります。しかし、出前をしてもらえるならその心配がなくなるので、意外とニーズはあるのではないかとおもいます。また、デリバリーサービスだと、最低注文価格を設定できるので、単価を底上げする効果もあります。

 

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最後に業績概要をおさらいして終わりにしたいと思います。

  • 4期に渡って減少している売上高
  • 改善しない営業利益率

それを回復させる手段として

  • 客単価up
  • 王将大学等による人材育成
  • 店舗だけでなく、デリバリーサービスも展開

日高屋ばっかり行ってしまい、久しく行けていないですが餃子とチャーハン食べに行こうと思います。