ベンチャーキャピタリストは思った

上場企業のIR資料やベンチャー界隈、大好きなサッカーについて書いてます。

世界に誇る隈研吾氏は優れた経営者でもある(と思う)

以下、講演後にevernoteに走り書きしたものをそのまま転記。
2月19日(月)19時~20時30分 @アカデミーヒルズ
 
テーマ「世界における日本の戦い方」
輸出出来るソフトコンテンツとして「建築」を取り上げられる
 
以下、講演内容
隈氏の事務所は総員210名 半分以上が外国人
採用方法は即日設計採用
→朝10時に建築のテーマを伝え、22時までに設計を行う。
なるべく新人を採用することを心掛ける
→中途の経験者が意見を言うことで若手が委縮するのを防ぐ
結果、事務所は活性化
なるべく縁のあるプロジェクトに携わせる
 
万里の長城そばの竹の家、予算は100万円
全く稼ぎにならないが、万里の頂上のそばに家を建てるということがおもしろいと感じた
北京五輪で取り上げられ話題に
 
結果(建物)だけでなく、過程(方法や素材、誰と作るか等)もかっこよくする
 
パビリオン建築に力を入れている
デベロッパー開発と違い、好きなものを発信できる
今の建築は、安全面等から保守化されている、守ろうとする意識が強い
 
高知 梼原(ゆすはら)
芝居小屋撤去反対運動がきっかけ 地元の人達と人間関係、信頼を築いていく
始めは公衆トイレ
その後、「梼原 木橋ミュージアム」を設計
 
長岡市役所 土間と和紙を使っている
「その土地で一番売りになるものは何か」を意識する
 
「良いデザインだからわかってくれ」という姿勢では通用しない。
どれだけ信頼関係を作ることが出来るか。
 
ヨーロッパとアメリカで大変さは違う
ヨーロッパ:市民への説明
アメリカ:ファンドレイジング
 
どちらも共通するのは、その人たちと信頼関係を作ること
 
以下、米倉誠一郎氏との対談内容
 
バブル崩壊→仕事がなくなる→地方の小さな仕事ばかりを受けたことが良かった
仕事がなくなることで暇になり、考える、地方へ行く、他の建築物を見ることに時間を費やすことが出来た
 
世界で戦う際、同じ土俵で戦ってもダメ 自分の強みで戦う
 
建築家は2つに大別できる
①自分の作風やブランドを駆使する人←例)安藤忠雄
②その町で一番得意な技を使って制作する人←隈氏はこっち。
 
海外の建築学生の経歴は面白い
大学院中に、1年は〇〇でインターン、次の1年は□□でインターン、次は△△でインターン、と
面白い経歴ばかり。一方、日本の建築学生は修士2年ですぐに出されてしまう。
 
メンテナンスの重要性
アメリカのポートランドにある、日本庭園の制作を受注
そこは50年、10世代の日本人庭師が常駐してメンテナンスを担当
メンテナンスをするごとによりよくなっている。
 
才能は関係ない、粘りが重要

 建築家としてだけでなく、すばらしい経営者としての一面も垣間見れました。