ベンチャーキャピタリストは思った

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ネット生保はブルーオーシャン〜ライフネットの成長性

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昨日、ライフネット生命の2018年3月期第3四半期の決算が発表されました。

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まずは決算サマリーからです。生命保険会社の重要な指標は、主に保有契約件数、新契約件数です。 

  • 保有契約件数:255,614件 YoY+8.9%
  • 新契約件数:26,997件 YoY+31.1%

生命保険会社の営業力を測るのは、新契約件数です。その件数がYoY+31.1%と非常に大きな成長を続けています。

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詳しく見るとこんな感じです。新契約件数はQoQでみても22.0%の成長を続けています。生命保険会社は現状40数社あり、その中でこれだけの成長を続けているのは快挙といえるのではないでしょうか。

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立派なのは、件数だけでなく保険料も上がっていることです。2017年8月にがん保険を販売してから保険料は伸び続けています。速報ですので、全ページを詳細に見ることはしませんが、最後に仮説を述べて終わろうと思います。

 

仮説:ネット生保領域はブルーオーシャン

「生命保険はみんなもう入っているから飽和している。成長性はない」という、業界人から諦めにも似た言葉をよく聞きます。それは従来の営業体制を持つ会社に限ったことで、ネット生保にいたっては全く当てはまらないと思っています。当たり前の話ですが、日本全国の生命保険契約者の大半は上位5、6社ほどの大手生保です。そしてこれらの会社は、営業職員という従来の販売体制をしいています。ここで想像してみてください。営業職員に勧められ、多数ある生命保険会社をしっかり比較して加入した人はどれくらいいるでしょうか。大半の人は、「とりあえず入っておくか」という認識ばかりだと思います。そんな人たちが、ネットで入ると安い、こんなアナログな金融機関で大丈夫なのか、と疑問を持ち始めると、一気にネット生保に大移動する可能性は大きくあります。日本ではすでに生命保険加入というのは文化的に根付いているのも追い風です。すでにライフネットの株は売却し、一株も持っていないのでポジトークではなく、純粋にライフネット生命が生命保険業界の中心的存在になっていくと思います。