ベンチャーキャピタリストは思った

上場企業のIR資料やベンチャー界隈、大好きなサッカーについて書いてます。

生保会社の本社若手社員と雑談してきました

週末の金曜日、前職である国内大手生命保険(中堅かも)の同期3人と飲んできました。3人とも本社に所属しており、公益財団法人への出向、本社法務部門、社内システムインフラ部門。一軒目はバルで飲んでおり、うち2人が年末に入籍をしたのでそのことを話してました。2軒目にアマン東京のラウンジに移り、主に仕事のこと、生命保険の今後について話しました。自分の備忘録も含め、大企業の若手社員がどんなことを考えているかをまとめてみたいと思います。 

  • 規制産業だから新規事業が出来ない
  • 下から提案しても取り上げてもらえない(上司が堅い)
  • 新規事業に取り組んでも評価されない人事体系

 

規制産業だから新規事業ができない

生命保険会社は金融庁に届出、登録をし営業ができています。事業は保険業法によって規制されており、新たな事業を自由におこなうことができません。なぜなら、保険契約者(顧客)の大事な資産(何かあったときの保険金)を預かっており、保険会社が無謀な事業をおこないその資産が損なわれることをふせぐためです。つまり顧客保護です。しかしそんな状況が続くと仮定すると、日本の生命保険会社は新たな収益源を見つけないと本当に消滅しかねないと考えています。

私たちの世代(筆者は28歳)が40代、50代になると、どうでしょう。この世代は保険料の中心になってきますが、我々は物心がついた頃からインターネットがあり、ネットで情報を仕入れることが当たり前の感覚です。一方保険会社の営業は、自社の商品だけを私たちに説明し、契約を勧めます(恐ろしいことに保険業法で他社の商品との比較を禁止しています)。

当たり前ですが、提案されたら他社の商品を調べます。これまでは「他社と比較する」ということが容易ではなく、かつ手間がかかったため最初にアプローチを受けた会社に加入することが多かったですが、今ではネット生保をはじめ、簡単に比較ができ、またネット上には保険の無駄が多数書かれています。

つまり、これまでは情報量の面で契約者よりも保険会社の方が強かったですが、今は逆転していると言えます。あまり批判めいたことは書きたくないですが、いわゆる生保レディに金融リテラシーはほとんどありません。円高、円安もわからないひとが多数います。正直そんな人に金融商品を勧められても絶対加入しません。

話がそれましたが、そのような営業を主力にしている各社は営業部門をすぐになくすことはできないと思うので、今のうちに子会社を通じたり、M&Aをしたりなどして新規事業をつくることを本気で希望します。

下から提案しても取り上げてもらえない

私がいた会社は、営業現場に一番重点を置いており、本社採用された総合職の多くは支社で営業部に所属します。営業部では毎月目標があり、それを達成することが至上命題です。一方、若手社員は現場を見ていると「あれがおかしい」「ここをこうしたらもっとよくなる」と思うのですが、上司は営業部の数字ばかりに目が行き、それ以外のことは排除する傾向がなきにしもあらずだと思います。そういうことをしても契約は取れない、という考えです。そんなこと考えてるなら契約取ってこいと。

 

新規事業に取り組んでも評価されない人事体系

これは会社によって違いがあると思います。しかしながら、評価基準は今ある業務をどれだけうまくこなしているか、ということに重きが置かれていると思います。新規事業を立ち上げ、それに注力していると既存業務が減点されてしまいます。まあ、新規をやりながら既存業務もきっちりこなせば良いとは思うのですが。

そんな若手社員にはこう提案したい!

彼らには直接言いましたが、上のようなモヤモヤを抱えている人たちにはこう言いたい!

まず、君たちはとんでもなく恵まれた福利厚生の庇護を受けている。

ベンチャー企業では考えられない恩恵。きれいなオフィスがあり、住宅手当や賞与、毎年上がっていく給与体系。(きれいなOLが同じ職場にいる。。。ぼそっと)

社内で飲んでばっかおらず、他社(特に他業界)の人と交流をする。

話していて思いましたが、本当に視野が狭くなっていると思います。話す内容が社内の業務、人事のことばかり。世界は限りなく広大に、今日も尋常じゃないスピードで動いてます。

NewsPicksを愛用する

これが一番いいたいことかも。言わずもがなです。迷わず始めるべし。

 

飲みながら思ったことをつらつら書いてみました。私自身気を締めていないといけないことばかりでした。