ブロンコビリーが急成長?調べてみた

久しぶりの投稿です。先日NewsPicks内で下記記事が多くのPickをされていました。

newspicks.com

私の地元の近くにもブロンコビリーがあり、小さい時はたまにいったが年齢を重ねるにつれて行かなくなりました。失礼ながら、地元に戻って通り過ぎるたびに「まだ潰れずにやっているんだ」という感想をもっていました。記事の冒頭部分を引用してみました。

ステーキ、ハンバーグ、サラダバー専門のレストランチェーン、ブロンコビリーが急成長を続けている。2010年から16年まで、7年連続で増収増益。10年の年商は約88億円だったが、16年は約180億円と、2倍以上に伸びた。

 経常利益も約12億円から約28億円へと、こちらも2倍以上に伸びている。16年12月期の決算は過去最高の業績を更新した。

 店舗数は116店(全て直営)。東海、関東、関西の1都2府9県に出店している。本社のある愛知県内に41店と集中しており、まだまだ出店余地がある。

 特筆すべきは利益率の高さで、経常利益率15.6%は外食企業ではトップクラス(日経MJ調べ)だ。上場している外食企業の売上高上位20社の平均が4.6%であることからも、いかに高収益を上げているかが分かるだろう。

 直近7年連続で増収増益。年商は2倍以上に成長。経常利益も2倍以上。前期は過去最高の業績を更新。なるほど、すごい勢いで伸びてます。私の中では「あのブロンコビリーが・・・」という思いがまだ続いています(関係者の皆様すみません)。数値の伸びはわかりました。それでは、ブロンコビリーがどういう戦略を採用し、どのように成長してきたのかをこれからみていきます。

ブロンコビリーって?

ステーキ、ハンバーグ等を専門とする「ブロンコビリー」。1978年に名古屋北区に1号店をオープン。駐車場を完備した郊外型レストランとして関東、中部、関西に展開しています。店舗数は113店(2017年6月30日現在)。

f:id:multi-business:20171013141350p:plain

経営実績は

それでは、2017年12月期第2四半期の決算資料から、ブロンコビリーの経営状況を見て行きます。

f:id:multi-business:20171013141832p:plain

まずは直近の業績からみていきます。売上高9,451百万円(YoY+5.1%)、営業利益1,081百万円(YoY-22.2%)、と売上は伸びていますが営業利益が苦戦。原価も販管費もともに増加し利益を圧迫しています。飲食店や小売店で重要な指標である既存店の売上前年比をみると96.5%とこちらも苦戦しています。冒頭の記事で絶好調ぶりを書いたにも関わらず、という感じです。

f:id:multi-business:20171013142348p:plain

既存店の客数前年比と見ると昨年6月から下降の一途を辿っており、2016年8月から前年比割れが始まります。回復の兆しが見えたのは今年3月から。この時期、スマホアプリを全店の導入しています。

f:id:multi-business:20171013142948p:plain

「スタンプス 」というアプリを導入し、来店特典の通知やデジタルスタンプ(来店毎に加算)など工夫が見られます。また、子供向けの施策もデジタル化することでファミリー層の取り込みもおこなっています。アプリの登録会員数が22万名というのも驚きです。図での紹介はしませんが、ステーキやハンバーグなどの主力商品の改良にも力を入れ、前年比で注文数を増やしています。

f:id:multi-business:20171013173921p:plain

決算資料を見て突筆すべきものは、上図の既存店売上前年比ではないでしょうか。今期は決して絶好調ではないと思いますが、施策等の取り組みによる右肩上がりは素晴らしいと思います。

f:id:multi-business:20171013174233p:plain

株価の推移もぜひ見て欲しいです。2013年初めに500円ほどだった株価は約5倍の2,500円に。本稿執筆時(2017年10月13日の終値)の時価総額は410億円です。す

今後の戦略

f:id:multi-business:20171013174659p:plain

決算資料の後半には、今後の課題として社員教育をあげています。売り手市場と言われる、企業側からしたら厳しい採用環境の中、新卒採用を毎年増やし組織の強化を図っています。

 

いかがだったでしょうか。私は完全にオワコンだと思っていましたが、IRを見ると手堅く成長している素晴らしい会社だと思いました。年末に実家に帰った時にはぜひ寄ってみます。※株も欲しい。笑